ホームページ制作会社を選ぶときの見極めポイント、教えます。

2020 6/27
ホームページ制作会社を選ぶときの見極めポイント、教えます。

会社や店舗、団体、個人などホームページを作る用途はいろいろありますが、作る目的は大体同じではないでしょうか。

集客をしたい
認知度を高めたい
会社の名刺代わりとしたい

そして、どれだけインターネットで集客したいかで予算は大きく変わります。
インターネット検索で100%集客したい場合と、ポスティングやDM、チラシ配布、実店舗の看板製作などで集客するからインターネット検索では30%くらい集客したい場合、はたまた体裁としてあればいい程度のホームページでは、サイト設計も戦略も、完成後の運用方法も大きく異なるからです。

さらに予算感によって制作会社は3つに大別されます。

  • 大規模Webサイトを扱う会社(以下、大規模会社)
  • 小・中規模Webサイトを扱う会社(以下、中規模会社)
  • SOHO/個人事業主/フリーランス(以下、フリーランス)

正直なところ、大規模会社でもシャバい制作会社はあるし、フリーランスでもビックリするようなスゴイ人は存在するので一概に料金の高い会社=素晴らしい制作会社とは言えません。

今回はこの3つの中で最も多く存在するがゆえに良い会社の見分けがつきにくい、中規模会社の選び方について案内したいと思います。

ちなみに当社は、この中規模会社に該当します。

目次

見積もり依頼の前に準備するもの

ホームページを新規・リニューアルで制作する際には、提案依頼書RFP:Request For Proposal)というものが重要になります。こういった要件をまとめたものですね↓

  • ホームページを作る目的・リニューアルする目的
  • 現状の課題
  • 参考にしたい他社ホームページ
  • 完成後の毎月の運用方法(自社でやるのか業者に委託するのか)
  • ホームページ上でやりたいこと、ホームページに取り入れたいこと
  • 予算

書式は何でもよく、手書きレベルでもいいので作るべきです。


なぜ提案依頼書を作ったほうが良いのか?

  • まとめることで、これから自分がしたいことを整理できるから。
  • 伝え漏れを防ぐことができるから。
  • 相見積もりをするときに、全社に平等に情報を出せるから。
  • 制作会社と共通理解でき、より正確な見積もりを出してもらえるから。

そもそも制作会社側としても、「簡単な提案依頼書が添付された見積もり依頼」と「整体のホームページ作りたくて業者探してます。いくらくらいで作れますか?」という漠然とした内容だと圧倒的に前者の方が詳細を話しやすいし、より誤差の少ない見積もりを出すことができます。

実際に後者のノリでお問い合わせいただくこともあります。
電話で連絡が取れたり、詳細な質問に返信があればいいのですが、何も連絡が取れないままだと、そこから「こういう場合はいくらで、こうなったらいくらで~~」と、とてつもなく長いメールを作ることになります。あと単純に目的も何も見えないので高めの見積もりが出てしまう可能性も高いですね。

初めて連絡する業者にもイメージをきちんと共有してもらうために提案依頼書は絶対に作るべきです!簡単でいいんです!

クライアント側がすることは提案依頼書の用意良さげな制作会社を選別して見積り依頼、この2点です。
ではようやくここからが本題。

有象無象、群雄割拠のホームページ制作会社の中から良さげな業者を選ぶ際のポイントを、見積もり前と見積り後に分けてご紹介します。

見積もり前:制作会社を絞るときの見極めポイント

ホームページを制作するとき、どこか1社に決め打ちしていませんか?

見積もり依頼は、3社程度の相見積もりをするべきです。
当社も制作会社なので見積り依頼を受ける側ですが、相見積もりをしてもらった方が良いです。

なぜなら1社だけだと相場が分からないし、“とある1社が言うことがすべて”になるのは危険だからです。
他社と比較して初めて、当社の売りが優れていたんだと理解していただけるということもよくあります(笑)


3社見積りをして、3社全然違う見積金額ということもあるでしょう。
ただ、複数社とやり取りをすることで「担当者(業者)」がよく見えてきますから。そこをしっかりと見て判断しましょう。

見積もり依頼の際、大規模会社やフリーランスは除外します。大規模会社の場合、制作料金が200万円~とか普通にあるので予算感の合う規模で見積もりを出さないと時間の無駄です。
※フリーランスにも素晴らしい方はいますが、当記事の趣旨から今回はフリーランスは除外させていただいています。


以下のことに気をつけて見積もり先を探しましょう。

検索したときに上位表示されているか

クライアントのホームページを作って集客できるサイトに育て上げることで料金を取るのが仕事なので、そもそも自社サイトが検索に全然ヒットしないという点には疑問が残りますよね。

検索する際にも、「ホームページ作成」「ウェブ制作」などの、目的が抽象的なキーワードで検索してはダメです。
少なくとも「(住まいのエリア名)+ホームページ制作」といった2語以上のキーワードで探すか、「(住まいのエリア名)+(業種)+ホームページ制作」というようにちょっと踏み込んだキーワードで探すべきです。

検索の順位ですが、GoogleやYahoo!というものは日々流動的です。
なので「検索結果の1位=1番素晴らしい会社」ということではありません。
たしかに有力候補ではあるものの、ある程度お住いのエリア周辺に絞って、ご自分の予算感に合うような制作会社を探すなら検索結果の3ページ目くらいまでいっていいと思います。たまたま検索したキーワードがズレていた…ということもありますから。

自社サイトが充実しているか

これは前段の「検索したときに上位表示されているか」に通じるものがあります。
昨今のGoogle検索では、ただホームページを作るだけでなく、その後、良質なコンテンツを定期的に追加・更新しているかという点も重視されます。

▼更新頻度

そりゃそうですよね、お知らせコーナーが3年前から更新されていなかったり、SNSも「SNSはじめました!」の投稿が最初で最後になっていたりすると、「ん?大丈夫かな、この会社…」と思うのは当然です。

少なくともホームページ制作会社なら、制作実績などはある程度更新がなされているはずです。

▼制作実績

制作実績ページを見ることは、けっこうヒントになります。
見るポイントとしては、

  • 定期的に新規制作実績がアップされているか
  • 同じようなデザインばかりではないか
  • 自分が好きそうなデザインがあるか
  • ひと昔前のデザインばかり掲載されていないか

といったところでしょうか。
定期的に新しい制作実績が増えていっているというのは=活動しているわけですから。


ホームページ制作には、ゼロから作り上げるオリジナルデザインと、ある程度デザインや型枠が決まっているテンプレートデザインというものがあります。

後者の方が、決まったデザインをそのまま流用できるので価格は抑えられます。テンプレートデザインは、テンプレートの良さもあるので決して悪い事ではありませんが、制作実績がすべてテンプレートデザインというのはちょっと創作性に欠けます。柔軟な要望に対応できないんじゃないか?と不安になりませんか?

あと自分の好きなテイストのデザインがあるかどうかを見るのもポイントです。見た目や使いやすさというのは、ある意味、各個人の主観に依存するところもあるので、これから長く使っていくホームページであるなら愛着の持てる(=自分が好きと思える)デザインであった方がいいのは間違いありません。

また、ひと昔前のデザインばかりが掲載されていないかというのも重要ですね。
Web業界(デザインや作り方、Googleルール)にも流行というものがありますし、検索されやすい作り方、ユーザーにとって使いやすい作り方というのは時代で変わります。

その部分をマル無視で、10年くらい前によく見たようなデザインばかりを掲載している制作会社は、時代について行けておらず勉強不足と言えます。

今の時代、一部例外を除いて、パソコンに限らずスマートフォンやタブレットでもきちんと見える仕様(=レスポンシブデザイン)はオプションではなく、標準装備だと思いますよ。

▼制作の流れ

制作の流れを見るのもポイントになります。
超格安の制作会社は、基本的に対面での打ち合わせはなく、すべて電話やオンラインで行われます。直接会わないでも大丈夫なテンプレートデザイン(あり物のデザインから選ぶ)を採用しているので、費用対効果として需要があるので問題ありませんが、しっかりとしたホームページを作り上げるなら、まずは対面打ち合わせをするかどうかをチェックしましょう。

その後も、本制作に入るまでにヒアリングやラフデザイン確認(下書きに近い図案)を行いながら詰めていく作業をするかどうか、完成後もアフターフォローや運営についての記述があるかもチェックして下さい。

ホームページは言ったもん勝ちな要素もあるため、ホームページがしっかりしている=100%良い会社とは限りません。がしかし、しっかりした会社であればきちんと表記しているので参考にはなると思います。

悪評が立っていないか

「(制作会社名)+評判」「(制作会社名)+口コミ」などで検索してみて下さい。
この段階で悪評が出てくる制作会社は、、、相当です。

実際に、数打ちゃ当たるの手法で営業をガンガンにしかけて受注し、第三者契約で支払いを済ませ、納品後は箸にも棒にもかからないホームページを納品する…という制作会社は一時期とても多くいました。

第三者契約(リース契約)なので、リース会社から制作会社に数百万円が一括で支払いされ、クライアントにはリース会社から毎月数万円×5年・7年などで請求が来るという地獄の手法です。そして解約できません。

そういう会社は、悪評が立つと会社名を変更して新たに営業を仕掛けたりしますし、口が上手い人が多いのでご注意下さい。


無事、3社ほどに絞り込めたら実際に見積もり依頼を出しましょう。

安い買い物ではありません。
これから長く使うものでもあります。

出来る限り、見積もりはまず業者と会って、直接話をした上で出してもらうのがベターです。

見積もり後:制作会社を最終決定するときの見極めポイント4つ

見積もりが出揃ったら、次のステップです。

でも…もし3社に見積もりを出して、3社と会って、3社から見積もりを提出してもらっていたとしたら、ある程度「この会社にしようかな…」と傾いていませんか?おそらく1~3位の順番も漠然とついているのではないでしょうか。

ただし!
その1~3位は、担当者の話や担当者の人となり、制作会社の姿勢や運用体制の面を意識した順位であるべきで、安さの順位で決めるのは絶対にダメです。

長く使い続けるホームページです。

(1)数万円安く作って結果の出ないホームページ
(2)数万円高いけれど結果の出やすいホームページ
(3)初期費用は格段に安いけれど、月額費用が異常に高いホームページ

長期的にみて最も費用対効果に優れているのは(2)です。
(3)であっても、月額費用以上に集客効果があるなら問題ありません。
ただ(1)のように、目の前の金額だけで判断するのは危険です。もったいないです。後悔する可能性高いです。

どの制作会社が良いのか最終決定するために以下の点に注意しながら吟味してみて下さい。

見極めポイント(1)見積書・提案書

見積書ならびに提案書なる物をもらえると思います。

提案書とは?
現状の課題や解決方法を簡単に明示しながらこれからの方向性を示したもの。ホームページの規模などにより、ない場合もあるので必須ではありません。

当社では一度お会いしてヒアリングを行った方には提案書を出していますが、見積書や説明書きがしっかりしていればなくてもいいと思います。提案書を他社に見せる行為だけはやめていただきたい…

見積もり金額は、許容範囲を大きく超えていたら別ですが、金額以外のところにも注目しましょう。

よく分からない項目で費用が発生していませんか?しかもその意味の説明もない状態で。
何に対しての金額なのか、どういう意味がある項目なのか、きちんと納得できる見積もりになっているか、作ってハイ終わりではなく完成後の運用計画も提案されているか…

ホームページは作って100%の完成品、ということは絶対にありえません。
可能な限り100%に近づけた状態で納品し、そこから100%になるように育てていくものです。

そこの説明がしっかりなされて、そのためにどうすればいいかというところまで考えることが制作会社に依頼する意味だと思います。

予算を越えてしまうかもしれませんが、そこが誠実に明記されていれば、例え予算オーバーだったとしても必要な出費とプラスに捉えることはできるのではないでしょうか。少なくもと意味不明な専門用語だけが書かれた明細よりは。

見極めポイント(2)担当者の知識

営業に来られた担当の方がWebの知識があるかどうかはけっこう重要なポイントです。
まだ営業の経験が浅く知識がないとしても、知ったかぶりや専門用語をふりかざすことをせずに誠実に対応してくれるかですね。Webの専門用語なんて、初心者にしてみたら言葉の暴力(?)です。

こちらの疑問にきちんと答えてくれる(答えようとしてくれる)かどうか。
長い付き合いができそうな、信頼関係を構築できそうか。
そして、実際に依頼をするにしても、最後まで担当としてついてくれるのかどうか。

お互い人間なので相性もありますよね。

この点を重点的にチェックしてみて下さい。

見極めポイント(3)運用体制

(1)の提案書と重なる面もありますが、ホームページが完成した後のことも考えてくれるかどうかは重要です。

ホームページは“作った後が肝心”です。
どれだけユーザーにとって有益な情報を発信し続けられるか、どれだけGoogleに評価されるコンテンツを管理・更新していけるか。その提案をしてくれる、その提案を実行できる運用体制なのかもチェックしてみて下さい。

よく誤解される方がいらっしゃいますが、100万円、200万円かけてホームページを作ったからと言ってすぐに結果は出ません(もともとの認知度や広告、バズりを除外して)。100万円、200万円の価値あるホームページに成長させるには運用も非常に重要なのです。

見極めポイント(4)支払い提案

中規模会社のホームページ制作で多い支払い提案は、前金一括100%、または着手金50%・納品時50%の2パターンです。ホームページ制作は完全受注生産であるため、特例を除き後払い一括支払いはまずないでしょう。

ひと昔ほど多くはありませんが、もう1つの支払い提案はリース契約です。

仕組みとしては、クライアントは制作会社とリース会社と契約をします。
制作費用が240万円だったとして、リース会社から制作会社に一括で振り込まれます。そしてリース会社から毎月クライアントに4万円×60ヶ月が請求され続けます。


これの怖いところは、制作会社は一括で制作費用を受け取っているので途中解約したくてもできません。この手法を悪用し、口上手く契約させ、10万円もあれば作れるようなホームページを堂々と納品し、数千円もしないような施策を「これが我が社のSEO対策です」と堂々とうたう…そんな業者がたくさん存在しました。
これはホームページに限らず、ビジネスフォンやプリンターなど事務機器のリースでもいっぱいありました。

ただここで言いたいのは、「リース契約=悪」ではなく、「リース契約のみの提案=限りなく悪に近い」ということです。
リース契約は健全に使えばクライアントにとってもありがたい支払い方法でもあります。一括でドンと支払う必要がない分割なので。
当社でも場合によってはリース契約での支払いもできます。

支払い方法がリース契約のみ、の提案をして来られたら要注意ということです。

ホームページ制作会社を選ぶときの見極めポイントまとめ

見極めるポイントをまとめると、まずは見積もりする会社を選ぶために以下を注意しながら選別する。

  • 検索したときに上位表示されているか
  • 自社サイトが充実しているか
  • 悪評が立っていないか

そして見積もりが出揃って最終決定するために以下を注意しながら判断しましょう。

  • 見極めポイント(1)見積書・提案書
  • 見極めポイント(2)担当者の知識
  • 見極めポイント(3)運用体制
  • 見極めポイント(4)支払い提案

ホームページとは形がない商品ですし、それを作るスキルも形がありません。
ですので言ってしまえば「オレ、今日からWebデザイナー!」と自称できる世界です。

そういう経験もスキルもない会社や人を選ばないよう、しっかりとした制作会社に依頼できるよう、クライアント側も最低限の武装をして臨むことが、お金をドブに捨てること回避につながります。

数十万円、数百万円を無駄にしないために、ぜひ頑張って下さい!
そしてご不明点などあれば気軽にお問い合わせをどうぞ♪

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