みなさんが企業や店舗のホームページ制作を行う場合、最も重要視するポイントは「予算(初期費用・運営費用)」だと思います。
ウェブサイトの規模にかかわらず、すべての人にとって重要視するポイントですよね!
そして、次の重要ポイントと言えば、「制作会社(業者のスキル、クオリティ、対応、実績)」ではないでしょうか?飲食店を経営される方にとっては、「本当に集客につながるのか!?」という疑問も大きいことだと思います。
オープン日が迫っていたり、助成金申請の都合があったりで「納期」を重要視する方や、何かあったときの対応やコミュニケーションを大切にしたくて「地元の業者」を重要視する方もいるでしょうが、一般的には「予算」と「制作会社(クオリティ)」が重要指標となります。
当記事では、その中でもレストランや居酒屋といった飲食店を経営している方がホームページ制作をする場合の注意点や集客方法などを掘り下げていきます。
当社では2009年より、横浜市中区山下町でかばのおうどん 横浜元町本店 という飲食店も運営しているので、当記事ではこの店舗を例に挙げて紹介していきます。
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横浜市で飲食店のホームページを制作する場合
店舗名:かばのおうどん 横浜元町本店
所在地:神奈川県横浜市中区(最寄駅:JR根岸線石川町駅)
ターゲット:昼間はランチタイムを提供するため会社員、夜はおうどんとお酒と天ぷらを楽しみたい大人(ファミリー)の層。観光地にも近いので、週末は観光客・ファミリー層も。
コンセプト:本格的な料理を楽しめるカジュアルなおうどん屋さん
※大規模なチェーン店の場合は、会社全体でウェブ制作を行ったり広告展開していますし、独自のノウハウも蓄積されているはずなので、当サイトでは中小企業、または個人事業主規模の方を対象に掘り下げます。
[飲食店編]ホームページの必要性を考える
まずそもそも「公式ホームページは本当に必要なのか?」を考えてみましょう。
一般的には、「ホームページがあるだけで集客できる時代は終わった」と言われていますが、「けれど、情報が豊富なホームページがあれば集客できる可能性は上がる」と当社では考えています。
これは飲食店業界のホームページでも言えることです。
当然ですよね、ネット上に店舗への“入口”が増えるわけですから!
しかしながらレストランや居酒屋、食堂などの公式ホームページ自体に大きな集客性を持たせるということは至難の業です。本業である店舗運営を行いながらホームページを活性化させるべく、情報更新や新メニュー作り、新情報の告知を並行するには無理があるからです。
Webに精通している僕個人が飲食店を運営したとしても、なかなかハードルが高い。。。
ましてや飲食業界の場合、公式ホームページを作ったとしても、食べログやホットペッパーグルメ、Retty、ヒトサラ…などの大手ポータルサイトが検索上位に来ることの方が多いのです。
「それならホームページは必要ないじゃん?」という考えに戻ってしまいますね。
結論から申し上げますと、飲食業界の場合、SNSやチラシ広告、UberEatsや出前館などのデリバリー代行サービスで展開していくために公式ホームページを基盤として持っておいた方が良いと当社では考えます。
公式ホームページで集客するのではなく、SNSやチラシ広告、デリバリー代行、情報サイトで集客してホームページに誘導→シズル感あるホームページで最後の(予約までの)後押しをする、というイメージです。
↑この図を見ただけで「集客できそう!」という気になりませんか(*^^)?
Google検索でも「近くのレストランは?」のように音声検索も多い昨今、検索対策としても公式ホームページは有効ですし、GoogleやYahoo!にもビジネス登録を行って、取りこぼしのない集客を行いましょう!
ポイント
ホームページ単体の有効性ではなく、ホームページを上手く活用した集客方法を戦略的に考えるべきです!
[飲食店編]ホームページの運営方法を考える
ホームページって、作っただけでは誰も見てくれません。
世界中、何億とあるホームページの中から検索をして閲覧してくれるなんて、大変にありがたいことなんです。
せっかくお金をかけてホームページを制作するなら、結果を出したいですよね?
そのためには、「作ったホームページで何をするか?」を制作前に決めなければいけません。
通常はホームページ自体を検索に強くするために、費用をかけてさまざまな施策を行います。がしかし、前述のように飲食業界の場合、そこに費用をかけるよりもチラシなどの広告媒体に費用をかける方が効果的です(ホームページ制作の初期費用は除く)。
もちろん一番の理想はホームページ自体にもお金をかけて強くしていくことです!
ホームページ完成後に、どのコンテンツで継続更新を行っていくかというイメージは必ず作っておきましょう!
しかしながら初めてのことなので具体的なイメージが湧かないかもしれません。そんな時は、ホームページ制作の業者に相談してみるのも手。次のチャプターでは、そのホームページ制作の業者選びについて書いてみます。
ポイント
ホームページを作るとしても、完成後のことも事前に考えてから作ることが上手くいくコツです!
[飲食店編]ホームページの制作業者の選び方
ホームページ制作業者をネット検索で選ぶ際には注意点がいくつかあります。
細かい点は↑こちらの記事を見ていただくとして、神奈川県横浜市の飲食店のホームページ制作業者という点で考えると、以下のような点にお気を付け下さい。
- 飲食店のウェブサイト制作実績はあるか(できれば)
- 打ち合わせに来てもらえるか(できれば)
- ウェブサイト含め、いろいろな戦略を提案してくれるか【必須】
飲食店の制作実績はあるか(できれば)
飲食店のホームページ制作の経験があるのかというのは判断基準の1つですが、必須ではないと考えます。
当社は飲食店の運営も行っているので、飲食業界のホームページを制作する上でのノウハウや知識はあります。ですが、特殊なジャンル(医療系など)ではないので、飲食分野未経験の制作会社でも「ちゃんとイチから業界を勉強して作る姿勢」があれば問題ないでしょう。
神奈川県横浜市であれば、周囲の競合する飲食店をリサーチして、特にターゲット層が重なる同業他店のホームページやネット展開、SNS展開、広告展開を考慮しつつ作成すれば対応は可能です。
もちろん、制作経験があるのは有利ではありますけどね!
地元の業者か、打ち合わせに来てもらえるか(できれば)
実際に会うことなく、電話やメールでのヒアリングだけで、テンプレート(決まった雛型)サイトを作成できるホームページ作成サービスもあります。これはこれで需要と合致していれば良いサービスだと思います。破格中の破格ですから。
ただ、実際に店舗を構え、ネット集客を見込んでいるなら絶対にやめた方が良いです。
なぜなら、GoogleやYahoo!などの検索に向けた対策が正確ではないからです。
“地元の業者が良い”と書いたのは、横浜市中区にある飲食店の場合、周辺の情報を把握しているという点に強みがあるためです。
例えば、当社運営の「かばのおうどん 横浜元町本店」では、どのような検索キーワードが想定されるでしょうか?
「横浜市中区 レストラン」範囲が少し広すぎる?
「石川町駅 レストラン」良いけど競合が多すぎる?
「元町・中華街駅すぐ 個室 イタリアン バー」絞りすぎ?
もしかしたらJR根岸線「石川町駅」が最寄駅だとしても、みなとみらい線「元町・中華街駅」や、元町ショッピングストリート、横浜中華街、横浜スタジアムで訴求した方が効果が高いかもしれません。
地元業者は、そういう点について精通していますし、直接会って深い打ち合わせができるという点でおすすめです。
ウェブサイト含め、いろいろな戦略を提案してくれるか【必須】
ここは重要なポイント。
飲食店としてホームページ上で広めていくにあたって、「どうすればいいのか?」にきちんと対応・提案してくれるかを大きな指標として下さい。
やりたいことはあるけれどそれをカタチにするには「どうすればいいのか」というパターンで悩んでいたとしても、現在のWeb業界の流れや時代の流れ、推奨方法などをきちんと提案してくれるか、そして「できません」「無理です」で終わらせるのではなく、「この状況だと無理ですが、こういうのはどうでしょうか?」と選択肢を提示する制作会社は信頼ポイントが加算です。
当社の場合、「かばのおうどん 横浜元町本店」も運営しているため、飲食店のホームページやSNS、Google対策がどれくらい重要で、それと同様にチラシやポスティングなどの紙系広告がどれくらい重要なのかということを身に染みるほど熟知しています。それなりの生きたデータも蓄積しています。
コロナ禍において、店内飲食がむずかしい状況が続きましたが、テイクアウトやデリバリーの需要を見越し、(店外飲食における)過去最高の売上も達成しています。これもひとえに、ホームページを土台として、チラシやポスター、ネット戦略を隅々まで行った結果です。
「コロナの影響で需要が増えているからテイクアウトやデリバリーの売上が上がるのは当然」と考えているのであれば、それは間違いです。
“テイクアウトやデリバリーの需要が増えている”ものの、みなさんの店舗の需要が増えているとは限らないからです。
UberEatsや出前館などのデリバリー代行業者に登録している飲食店舗は無数にあるわけです。そこにアクセスしてきた人たちの奪い合いに勝たないと、みなさんのお店に注文は入らないですよね?
ドカっとかかる初期費用や毎月のランニングコストを徹底的に削減するのは店舗運営として当然のこと。しかしながら、目の前の金額にとらわれて必要なところまでコストカットするのは、ホームページ制作をする上では本末転倒になりかねません。
総合的に戦略を練ることができる制作会社に話を聞いてみるのが良いと思います。
ポイント
最初から1社に絞るのではなく、まずは3社くらいから話を聞いてみることが制作会社を選ぶときのポイントです!
ホームページを土台として、それ以外で集客を図る方法
ホームページを作っただけでは、閲覧者数は増えません。
そこにどう呼び込むか。
それをどう活かすか。
ホームページへの集客、ひいては店舗への実来店集客を目標に5つの活用方法を例に挙げて紹介します。
Googleマイビジネス(Googleマップなどにも正確な表示が出来る)に登録したり、Yahoo!プレイスや地域情報サイトなどに登録して正確な情報を掲載する…みたいな細かいところも全部対応する必要がありますが、それはやっている前提として、それ以外の方法をご紹介します。
ホームページへの集客① グルメサイトの活用
まず1つ目は、グルメサイトの活用。
これは食べログやホットペッパーグルメ、Retty、ぐるなびといった、飲食店舗のポータルサイト(=情報が集まったサイト)のことを指します。
客単価の高い料理店は、各グルメサイトのターゲット層を見極めて有料プランを検討してもいいと思いますが、基本的にはまず無料プランで登録をしていきます。めぼしいグルメサイトには片っ端から登録をして、きちんと自社ホームページへのリンクも張ります。
誰でも編集できるグルメサイトだと、営業時間や店舗情報が間違っている場合もあるので、グルメサイトに登録するときは全サイト共通の正しい情報を掲載していきましょう!
当社運営の飲食店「かばのおうどん 横浜元町本店」を各グルメサイトに掲載すると、インターネットで「横浜元町 美味しい レストラン」とか「石川町駅 おすすめ ランチ」といったキーワードで検索した人に対して、いずれかのグルメサイトが表示される可能性が高くなります。
そういった検索キーワードに対して、「かばのおうどん 横浜元町本店」として自社ホームページしか用意していない場合と、自社ホームページ+グルメサイト10件を用意している場合では、検索に対する受け皿の数に雲泥の差があります。
さらに、グルメサイト内で飲食店を探している人が「かばのおうどん 横浜元町本店」を新規発見してくれることもグルメサイト登録の大きなメリットです。
“グルメサイトで美味しい飲食店を探している人”は、実際に来店する可能性が高い層とも言えますから!
ポイント
まずは目ぼしいグルメサイトに片っ端から無料登録していき、利用者数や自社ホームページへの流入数を見て有料プランを検討していきましょう。
ホームページへの集客② SNSの活用
2つ目は、SNSの活用。
SNSとは、Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、登録した利用者がネット上で交流できる会員制サービスを指します。
飲食店で、簡単に&上手く活用できそうなSNSで言えば、Instagram、LINE、Twitter、Facebookあたりが強いのではないでしょうか。
「かばのおうどん 横浜元町本店」では、特にLINEが強い集客力を発揮しています!
いずれも無料で開始できますが全部をやる必要はありません。
最優先の店舗運営に影響が出ない範囲で、「頑張ればきちんと継続できそう!」という点と店舗のターゲット層や利用方法を見極めてから、どのSNSを活用していくかを判断しましょう。
ザックリ分類するとこんな感じ。
- Instagram…写真&動画特化(ビジュアルで見せたい人におすすめ)
- LINE…顧客の囲い込みに強い(新規客を顧客化し、常連に手厚くしたい人におすすめ)
- Twitter…リツイートなど拡散性に強い(リアルタイムに手早く発信したい人におすすめ
- Facebook…ユーザーは実名登録で、年齢層が高め(属性をしぼった広告をしたい人におすすめ)
飲食店舗で、しかも最初の内はなるべく広告費用をかけないという前提に立てば、Instagram・LINE・Twitterがおすすめです。理想は「全部をこまめに更新」ですが、むずかしい場合はSNSそれぞれの特性を、みなさんの店舗の特徴に合わせた上で、どれか1つのSNSにしぼって徹底的に更新していく…ことだけでも集客効果は十分に見込めます。
ポイント
みなさんの店舗の特徴を考えて、最適なSNSを選択しましょう!無理して複数個やって、1個も続かない…というのが最悪パターンです( ノД`)
ホームページへの集客③ デリバリー代行サービスの活用
新型コロナウイルス問題が勃発した影響もあり、UberEatsや出前館、foodpanda、menuといったデリバリー代行サービスが乱立しています。もっと言うとPayPayピックアップや食べログテイクアウトなどのテイクアウトアプリも存在します。
「どの会社のデリバリー代行を導入しようか迷う…」という思いから結局どこも利用せず…みたいな結論になっている店舗も多いと思います。
しかしそこは決断どころ!
デリバリー代行サービスを導入することで売上が下がる。なんてことは、基本的にありません!
みなさんの店舗が新たにデリバリーサービスを導入することで、常連のお客様がデリバリー利用をしてくれたり、UberEatsや出前館といったデリバリーサービスからみなさんの店舗を初めて知るという効果もあります。
デリバリー代行サービスを導入することで、単純にデリバリー売上げが上がるというだけではなく、店舗の知名度や新しい顧客の発掘、ホームページへの誘導につながる…といったメリットも大きいので、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか?
ポイント
まず1社を導入してみて、改善点を修正しながら運営し、展望が見えたら複数社を導入してみるのが良いと思います。
ホームページへの集客④ 紙系広告の活用
ホームページ制作の戦略と逆行するように思えるかもしれませんが、紙系の広告は永久に不滅なツールです。
店頭配布のチラシ広告、店頭設置のポスター看板、店内設置のPOP・ポスター、ショップカード、ポスティングチラシ、テイクアウト用メニューチラシ…などなど、効果的な紙系広告を列挙したらキリがありません。
実際に、「かばのおうどん 横浜元町本店」でもさまざまな紙系広告を現在進行形で実施中ですが、効果はすぐに出ます!紙系広告からホームページに誘導する場合でも効果が出ますし、紙系広告単体でも効果が出るんです。
特にコロナ禍においては、店内飲食よりもデリバリーやテイクアウト需要が一気に増えていますが、その需要にしっかりと供給できるサービスがあるなら、そのことをきちんと宣伝すべきです!
どれだけ美味しい料理を提供するレストランでも、テイクアウトできることをアピールしていなければ、お客様は気づきません。
「美味しい飲食店が注文いっぱい入るのではなく、上手く露出した飲食店が注文入る」という理屈です。
もちろん美味しくなければ2回目以降のリピートにはつながりません!
ポイント
飲食店の種類やサービス内容特色によって、紙系広告の打ち出し方を変えましょう。紙系広告は集客の即戦力です!
ホームページへの集客⑤ ポスティングの活用
インターネットの世界とは真逆をいくアナログなポスティングですが、やり方によってはとても効果があります。
当社のお客様の中にも、ポスティングで新規客を獲得して、その後のサービスでリピーターへとつなげている方がいらっしゃいます。
やはり「個別のポストに直接届く」ため、即効性があるのです。
ただやみくもに配っても良くありません。
チラシをデザインして、印刷して、配布するにはそれなりにお金もかかります。
せっかくポスティングを行うなら好反響率を高めるための施策を打つべきです!そして、その施策を提案してくれるポスティング業者(はたまたデザインから一括で請け負ってくれるデザイン会社)を探す必要があります。
配布するエリア、チラシのデザイン、部数、配布回数によって反響数が変動するのも大きい。
「かばのおうどん 横浜元町本店」でも、配布エリア・部数は同じままデザインを変えただけで大きく反響が変わったこともあります。
ポスティングチラシからホームページに誘導したり、SNSへの閲覧・登録を促したり、いろんなことが可能です。より効果的に店舗を宣伝していきましょう!
お金をかけられなければ、まずは店舗周辺に自分たちで配布するのも第一歩です!
ポイント
「ただ配布する」のではなく、戦略的にポスティングプランを練ってくれる業者を選ぶことが大切です。
[飲食店編]ホームページを制作する場合のまとめ
当記事では横浜市の飲食店がホームページ制作をする場合について書きました。
お金をかけてホームページを作るなら、きちんと戦略を練って効果が見込める施策を行うことが重要です。最初から100%の成功はむずかしいかもしれません。というかほぼ無理に近いです。
きちんと戦略を練ったホームページが完成したら、日々更新しながらより100%に近づけていく。継続的な更新が長い目で見ると肝心なのです。
お店の特徴・戦略、周辺環境を上手く捉えて効果的な制作を心がけて下さい!
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※月・火定休となります。
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